C#.NETのサンプルコードを掲載しています。
      
DataTableのSelectメソッドを利用する。
DataTableにはSelectメソッドという、条件に当てはまったデータを絞り込んでとってくる
便利な機能があります。

この機能を使うとプログラムで ごりごりとコーディングしなくてもスマートに欲しいデータを
とってくることが可能です。使い方は簡単でSQLを扱う感じに似ています。
 

テストコード
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dataRows =dataset.Tables["Table1"].Select("商品名 LIKE '%パン'");

for (int i = 0; i<dataRows.Length; i++)
{
    Console.WriteLine(dataRows[i][1]);
}

出力
あんぱん
メロンパン
カレーパン
いちごジャムパン

DataRow[] dataRows = dataSet.Tables["テーブル名"].Select(filter);
Selectメソッドの第一引数のfilterはデータを取得するための条件文となります。
演算子には以下のものが使用できます。

演算子 意味
= 等しい
<> 等しくない
< 大きい
> 小さい
<= 以下
>= 以上
AND 論理積
OR 論理和
IN 複数比較
LIKE 部分一致
IS NULL NULL比較

集約 意味
Min 最小
Max 最大

このように便利な機能なのですが、間違った記述をすると予期しない現象が発生します。

カラムが文字列型の場合はシングルクォーテーション ' で囲み、日付/時刻型の
フィールドの場合はシャープ#で囲みます。
間違った使い方をすると実行時エラーや、またはエラーとならず期待しないデータを
取得する
場合があります。

この現象は発見しにくいので、Selectメソッドを使用するときは注意深くfilterの
中身の文字列をチェックしてください。
      
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