型指定されたDataSetを使う。
今回は型指定されたDataSetを使うサンプルです。
前回と違う点は画面上でテーブルの構造を定義できるところです。 列の名前、型、けた数、主キー、リレーションなどの設定が可能です。 通常、データベースから取得したデータはこの型指定されたDataSetに格納します。 前回同様DataSetを生成して格納することもできますが、この方法だと制限がなさ過ぎます。 データベースからデータを取得し格納するまでは問題ないのですが、 値を編集して結果をデータベースへ反映しようとするときに問題が発生します。 データベースには色々な制約や入力制限があります。ひとつでも違反するとエラーとなりデータを 書き込むことはできません。 もちろん、この条件をクリアしていれば問題ないのでDataSetの内容を一つずつチェックし 書き込みを行えばOKです。ただこのやり方だとプログラムに時間がかかったり、 実装漏れを誘発するのでオススメできません。 そこでこの型指定されたDataSetの登場なのです。 先にテーブルの構造を定義することで制約や入力制限が可能なのでミスが減ります。 ①ソリューションエクスプローラーのプロジェクトファイルを[クリック]-[追加]-[新しい項目]をクリックします。 データセットを選択し、ファイル名を入力します。 ②追加したデータセット(ここではDataSet1.xsd)を開いて右クリックします。 [追加]-[DataTable]を選択しクリックします。 ③DataTable1が画面上に表示されます。マウスカーソルを合わせ右クリックします。 [追加]-[列]を選択しクリックします。 ③の操作を何回か繰り返して列を複数追加します。 テストコード
6、7行目でビルドエラーとなります。
Column2はstring型、Column3はDataTime型のためです。
DataSet
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