ADO.NET
C#、VB.NETでデータベースへアクセスする場合、.NET FrameworkのADO.NETを用います。
ADO.NETはデータベースへアクセスするための様々なコンポーネントのセットを提供します。 初めてADO.NETでデータベースを操作するとき ADO.NETで提供されるクラスライブラリのなかに接続、切断、データ抽出や更新 などが1つのクラスにあるのかな?と思います。しかしそこまで単純ではありません。 このクラスライブラリは複数のクラスで構成されており、接続/切断を管理するクラス データ抽出/更新するクラス、トランザクションを管理するクラスなどがあります。 これらのクラス群のことを.NET Framework データプロバイダーといいます。 ADO.NETでデータベースへアクセスするときはこのデータプロバイダーや データセットを用いて操作します。
アクセス方法
ADO.NETで提供されているデータベースへのアクセス方法は接続型と非接続型の2種類あります。
接続型はデータベースとの接続を確立した後、切断するまで接続を維持し続けます。 接続した後にデータの抽出や更新などのアクセスを行い、必要が無くなったら切断します。 データベースへのアクセスが不要になるまで切断しないため非接続型と比べ 接続/切断の回数が少なくオーバーヘッドも少ないです。 接続型は、パフォーマンスが要求される定型的なバッチ処理や、 更新が頻繁に行われるトランザクション処理に対して適してます。 接続型のサンプルコード
非接続型はアプリケーションがデータベースにアクセスするときだけ接続します。 データベースへ接続し、データを抽出し、それをデータセットに保持した後、 データベースの接続を解除します。データセットはクライアントのメモリ内に展開される為 サーバーのリソースを無駄に消費することはありません。 非接続型は、複数ユーザーの利用が想定される、Web アプリケーションなどで 利用することが適切だと言えます。 非接続型のサンプルコード
参考文献
ADO.NET
|